地域紙編集
2年ほど前に誘われて地域紙の編集委員会に入りました。京都では上京区、北区等の行政区の下に小学校毎の学区という地域単位があり、運動会とか文化祭など、多くの地域行事が学区単位で行われます。地域紙はわが学区・紫明学区の社会福祉協議会が発行しているものです。
編集委員会に引き込まれたのはパソコンの腕を見込まれたもので、私の仕事は、集まった原稿を校正し、写真やカットを適宜入れて全原稿をうまく全6ページの枠内に収め、印刷屋さんに渡すというものです。原稿を集めるのはこれまでどおり、地域のことをよく知っており、地域の各団体の役員さんとも顔なじみの編集委員長がやってくれます。私は数年前、町内会長をしていたときに地域の各団体の総会等に顔を出したことはありますが、それらの役員をしたことはなく、地域全体の仕組みや役員さんの顔はほとんど存じ上げません。
地域には社会福祉協議会の他、体育振興会、自主防災会、交通安全推進会など各分野に13の団体があります。それらが紫明学区各種団体連合会というのをつくり、互いに連携して活動しています。年3回発行の地域紙は、運動会や防災訓練、敬老会等、各団体の毎年恒例の行事の予定、活動報告等の記事でほとんど埋まってしまいます。
昨年末発行の号が丁度100号でした。記念号ということで予算を奮発してもらい、2ページ増の8ページとなりましたが、...増やしたページが埋まりません。よく知っている人に創刊号からの歩みをまとめた記事を書いてもらい1ページを確保しましたが、あと1ページ分の原稿をどこからか取ってくる必要があります。各種団体の恒例行事以外の原稿を集めることの難しさにハタと気がつきました。
若い学生でしたらここで生成AIを使うところでしょうが、膨大な量のテキストを学習したChatGPTでも、さすがに地域の情報までは手が回りません。試しにお願いをしてみましたが、文章はさすがに整ってはいるものの、出てくるのは地域に関係の無い当たり障りの無い文章でしかありませんでした。やはり地域紙の原稿は足で集めるものだと思いました。
生成AIの使い方、質問(プロンプト)の入れ方の本がたくさん出ており、ネット広告でも毎回これでもかと出てきます。おそらく、各会社、官庁でもすでに相当使われていると思いますが、尋ねたいことが具体的になればなるほど、ヒトが手足を使う必要があります。