2024/01/05弁理士ブログ
ご挨拶
新年早々から心痛む出来事が続いており、まずは被害を受けられた方々に対し、心よりお見舞い申し上げます。
昨年にも増して、年末年始の街は賑わいを見せていますが、
少し視界を広げると、国内・海外ともに、とりわけ政治・経済を巡って混乱が続いており、私達の身近な生活にどのような影響を及ぼすのか不安が尽きないところです。
そう簡単に物事がうまく進むとばかりに楽観的でいられないのは確かですが、人間は考える葦であることを思い起こし、とにかく少しでも明るい世の中になるよう知恵を絞るほかありません。
今年の知財に関しては、昨今急速な進化を遂げている生成AIと、特許権・商標権・著作権などとの関係について、どのような場合に権利侵害となるのかといった様々な問題点が整理され、それらの解決に向けた具体的な案の策定が進められるようです。
AIと人間との関係で頭に浮かぶのは「シンギュラリティ」という言葉ですが、AIが人間の知能を上回る未来はすぐそことも言われる中で、AIをうまく活用しながら考える力をどれだけ発揮できるのか、人間の存在意義が試されているように思います。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。