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2012/12/20その他

世界の特許出願-WIPO発表

世界知的所有権機関(WIPO)の発表によりますと、2011年の世界の特許出願は前年比7.8%の伸びを示しました。意匠登録出願の伸びは16%、商標登録出願は13%でした。「弱含みの経済状況にも関わらず知財出願件数が着実に伸びているのは、将来の成長を下支えするものであり、心強いニュースである。」とガリーWIPO事務局長は述べています。

特許出願件数では、中国(52.6万件)がアメリカ(50.4万件)を抜き、初めて世界一の出願国となりました。日本は3位で34.3万件でしたが、前年比0.6%の減少と、相変わらず減少に歯止めがかかっていません。2012年は更に減少することが懸念されます。

ただ、出願人の国籍で見ますと、日本人(法人)の出願数が47.2万件で世界一を保持しており、中国、アメリカがそれに続いています。近いうちにこれも中国が追い抜くことになると思われますが、それは中国国内での出願数の増加によるものと予想されます。日本は、世界各国への出願数では世界一の座を保持してほしいものです。もちろん、外国から日本への出願も呼び込めるような環境も作る必要があります。

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