トキめきの続き
前回、「トキめき経由の乗車券」というタイトルで
「えちごトキめき鉄道株式会社」のお話をした際に、
「2015年3月、北陸新幹線の長野-金沢間が開業したときに、
新幹線に並行する在来線がJRから切り離され、
長野、新潟、富山、石川の4県でそれぞれ第三セクター鉄道に引き継がれましたが、
その中で新潟県の部分を引き継いだのが、えちごトキめき鉄道です。」
と記載しました。
話の補足をしますと、
その後、今年(2024年)の3月に北陸新幹線の金沢-敦賀間が延伸された際には、
福井県内の在来線も第三セクター鉄道に引き継がれました。
では、新潟以外の各県では、第三セクター鉄道に
どのような会社名を付けているでしょうか。
開業年が早い順に見ていきます。
まずは、1997年開業の長野県の会社から。
◎長野県
「しなの鉄道株式会社」(1997年開業)
旧国名「信濃」をひらがなにした、ふつうの名前です。
しなの鉄道の開業当時は、
鉄道会社にキラキラネーム(?)を付けることは無かったのだと思います。
次は、2015年開業の二社です。
◎富山県
「あいの風とやま鉄道株式会社」
「あいの風」は、「愛の風」ではなく、
「春から夏にかけて,日本海沿岸で吹く,北ないし北東の穏やかな風」
(国語辞典「大辞林」より)のことを言うそうです。
でも、「愛の風」と掛けているんじゃないかと思います。
◎石川県
「IRいしかわ鉄道株式会社」
単なる「いしかわ(石川)鉄道」ではなく、
頭に「IR」(あいあーる)が付くのがポイントです。
これも、「愛有る」と掛けていと思います。
このように、しなの鉄道の開業から18年を経て開業した二社の社名には、
少しキラキラ感が出てきました。
つぎはいよいよ真打ち、2024年開業の福井県の会社の登場です。
◎福井県
「株式会社ハピラインふくい」
福井県の「福」から「ハッピー」→「ハピ」と変形していったようです。
もはや「鉄道」という文字もありません。
キラキラ感MAXです。