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2024/06/04弁理士ブログ

ビワ

5月下旬から6月上旬にかけて店頭に並ぶビワ。

ビワは子どものころから大好きな果物の一つです。

ビワは、イチゴやミカン、リンゴ等、他の果物に比べると店頭に並ぶ量が少なく、また、期間が短いこともあって、店頭で見かけると早く買わなければとソワソワしてしまいます。

ビワを見ると、学生のころ受けた栽培植物の育種に関する講義で聴いた話を思い出します。

それは、品種改良により種子なしビワを作ったが、種子を除いた分だけ実が小さくなってしまい、残念ながら普及しなかったといった内容でした。

それから数十年、ビワを食べるたびに真ん中の大きな種子をみては、未だに種子なしビワの開発に成功していないのかと思っていたところ、実は、2006227日に、「希房(きぼう)」という品種名で種子なしビワの品種登録がなされていました(登録番号13767)。千葉県農林総合研究センターが開発した、世界初の種子なしビワだそうで、千葉県のホームページによると、千葉県の代表的なビワの品種「田中」を母親、「長崎早生(わせ)」を父親としてかけ合わせてできたそうです。

https://www.pref.chiba.lg.jp/ryuhan/pbmgm/norin/nosan/ikuse/biwa.html

ホームページには種子ありと種子なしの比較写真が掲載されていて、それをみると、両者の断面の大きさにさほど違いがなく、種を除いた分、小さくなるという問題は解決されていました。

一度食べてみたいと思いますが、残念ながら生産量が少なく、ほとんど流通していないそうです。

市岡 牧子

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