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2020/12/21弁理士ブログ

ハンコ

4年ほど前に初めて購入した朱印帳。当初は神社やお寺巡りに出かけるときにだけ持参していたのですが、(前回のブログに書いたような)信仰の対象となっている山の場合はもちろん、そうでなくても、山の麓には社寺があることが多く、山登りに行った先で社寺を参拝する機会が多いことから、そのうちザックに朱印帳を入れて山登りに出かけるようになりました。

「御朱印」の多くは、真ん中に社寺の名の朱印、つまり、ハンコが大きく押され、その上や周りに墨書きされた社寺名や本尊名、日付からなります。さらに、社寺に縁のある植物や動物、宝物等を模ったハンコが加わることもあります。特に最近は、朱色だけでなく桃色や紫色、緑色等、様々な色のハンコが押された御朱印が多くみられるようになりました。コロナ禍の影響で「脱ハンコ」が急浮上し、戸惑っている人も多いでしょうが、御朱印にはハンコがなくてはならない存在です。

ちかごろでは、御朱印ブームにあやかろうと、様々な「御〇印」、「御〇印帳」が新たに生まれています。先月、福井県福井市にある一乗谷朝倉氏遺跡を訪れたときに、朝倉氏の家紋の朱印と、城名、日付の墨書、さらに、朝倉氏の館跡に建つ門を模ったハンコが押された、「御城印」なる御朱印のような札が売られていました。このほかにも、特定の書店に行くともらえる「御書印」、特定の鉄道の駅で押してもらう「鉄印」とこれを集めるための「御鉄印帳」等があるそうです。これらはもちろん御朱印、朱印帳とは似て非なるものでしょうが、「ハンコ」の活路になるかもしれません。これからどんな「御〇印」が登場するか、楽しみにしたいと思います。

市岡 牧子

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