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2014/09/01弁理士ブログ

ブランド-信頼の証

特許もそうですが、新しい商標を登録したいという相談を受けるのは楽しいものです。新しい商品やサービス、そして新しいお店の名前を一生懸命考えられた結果を、熱心にご説明いただきます。時には、すばらしいネーミングに「なるほど」とうなります。

ご相談を受けると、まずは調査をして、既存の出願や登録が無いかをチェックします。その前に、そもそもこのようなネーミングが商標として認められるのか、の調査も行います。

商標は、商品やサービス(商標法では「役務」(えきむ)と呼んでいます。)毎に登録されますので、調査のためにも、まずは、お考えの商標をどのような商品、サービスに使われるのか、お聞きします。新事業をスタートされる方の場合には、ここで結構悩まれることが多いようです。現時点ではこの商品だけだが、将来はあれもこれも扱いたい、とのご希望があり、実際、定款にもたくさんの事業が書かれています。費用のこともありますし、使っていない状態が長く続くことも好ましくありませんので、最初はすぐにでも始める商品やサービスに絞って出願をすることになります。

出願をした後は、その商品やサービス、事業をいかに育てていくかに力を注ぐことになります。商品等が育つということは、その商標が育つということになります。つまり、商品の評判は商標により広まり、商標に厚い信頼(英語でgoodwillと言います。)が付いてくるようになるのです。これがブランド化です。

ブランド化は信頼の蓄積です。商品やサービスを買ってもらうための、そして知ってもらうための、日常のあらゆる活動がブランド化につながります。

新しい商標のご相談を受けると、その商標のブランド化まで気を許すことなく、最初の熱意を持ち続けて事業を進められることを期待しています。

小林 良平

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