2014/07/22商標
台湾での剽窃的商標出願の登録を阻止しました
新聞等で報じられていますが、台湾で個人により勝手に出願されていた宇治茶関連の3社の商標の登録が、このたび台湾の知的財産局により拒絶されました。
このような出願がなされていることが分かったのは今年2月でした。3社のうちの1社の台湾の顧客から知らされたものですが、出願は昨年7月になされており、出願後既に半年以上経過していました。直ちにそれに対する異議申立の準備を始めたところ、その中で、その個人は他にも2社の宇治茶関連会社の商標も出願していることが分かりました。そこで、3月末に3社同時に上申書を提出し、それぞれの正当な権利者に無断で出された剽窃的な出願であるので登録すべきではないとの異議申立を行いました。今般の拒絶決定はそれが認められたものです。
中国等で勝手に登録されてしまった商標を取り消すのに苦労しているというニュースを良く見ますが、今般の件は、早期発見が功を奏したケースと言えます。