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2014/05/01弁理士ブログ

習うこと

桜の季節は終わったが、今年もアジアやヨーロッパ、アメリカ等の弁理士、弁護士が弊所を訪れてくれた。彼らの多くは弊所に来るのが2度目以上であるし、弊所の訪問が終わると、あたふたと大阪や東京へ向かって行ったので、京都の桜を見に来た訳ではなさそうである。それでもなぜか春と秋に集中して来るのは、単に彼ら自身の仕事の都合が良いからだけのようである。

 弊所に来る際には、必ず、自国の最近の特許制度・商標制度の動きをきちんと資料にまとめて事前にmailで送ってくれ、当日はそれに基づいてわかりやすく説明してくれる。

 アメリカの弁護士は、ほぼ資料も英語で、説明も英語である。もちろん、ゆっくりと話してくれるのでだいたい理解できるが、分からないところを質問する際には、専門用語が出てこずに苦労することがある。ヨーロッパはドイツからの弁理士が多いのだが、これも英語である。お互いに外国語であるとはいえ、これも話す方でやや苦労する。

 中国や韓国の弁理士は、日本語の資料を送ってくれ、当日は流ちょうな日本語で説明してくれる。こちらの専門的な質問に対しても、ほぼ完全に理解して、的確に答えてくれる。これにはいつも感心する。決して、戦前に日本語を覚えたというような歳の人ではない。若い、バリバリのエリートである。日本語を話している自分がアメリカ人のような気がする。

 一応、共通語としての英語は話せるようにと、普段から練習はしている。昔は英会話学校へ通っていたが、最近はVoice of America のLearning English を聞いている。古い人にはVOAというのは懐かしい響きがあるが、どっこい、生き延びているどころか、進化していた。Apple Storeで偶然に見つけ、聞いてみると、これが非常にわかりやすい。ゆっくりとしたしゃべり方で、毎日、様々なテーマの話をしてくれる。そこで最近教えてもらった言葉(saying)がある。

 "Use it, or lose it."

 一生勉強します。

小林 良平

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