弁理士法人 京都国際特許事務所 ®

先日、書店を歩いていると、ある本のタイトルに目が留まりました。その名も「特許やぶりの女王　弁理士・大鳳未来」。普段の生活で「弁理士」という言葉を目にすることはほとんどないので、思わず手に取り読んでみました。

あらすじは、凄腕の若手女性弁理士が特許権侵害を警告された人気VTuberを守るというもの。侵害の認定の仕方や警告に対してどのように対処するかがストーリーに上手く盛り込まれていました。というのも、この本の作者は現役の弁理士です。作者曰く、弁理士試験では最高裁の判例を一言一句暗記して書かなければならないことを窮屈に感じ、「ここに好き勝手に物語を書いてみたい」と思ったのが、小説を書こうと思ったきっかけだそうです。

2022年度の「このミステリーがすごい大賞」にも選ばれており、今後、映像化される可能性もありそうです（過去には「チーム・バチスタの栄光」なども受賞しています）。この作品を通じて、より多くの人に「弁理士」のことを知ってもらえればいいなと思います。

岩佐 佑希子