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2022/11/07弁理士ブログ

鳥の羽

今年も残りあと2か月。最近は月日が経つのが本当に早く感じます。夏休みなんてもうずいぶん前に過ぎましたが、今回は、長女が夏休みの自由研究のテーマに選んだ「鳥の羽」について書きたいと思います。

長女が恐竜好きということは、昨年の弁理士ブログで書きましたが、恐竜の子孫は鳥だということから派生し、最近はもっぱら鳥に夢中です。恐竜と違い、鳥は現在もたくさんの種が生きていて、実際に観察できるのがいいところ。また、道端や草むらをよくよく見ると、鳥の羽が意外とたくさん落ちていているのです。この羽は何の鳥の羽だろう?という興味から鳥の羽を集めるようになり、それを自由研究にまとめることにしたのです。

身近で拾える羽はカラスやハト、ムクドリ、トンビ等のものが多く、どれも黒色、灰色、茶色とやや地味な印象のものばかり。そこで、夏休みに動物園へ行き、クジャクやインコ、フラミンゴといった色鮮やかな羽や、エミュー等の珍しい鳥の羽も集め(飼育員さんの了承済)、研究の対象に加えました。

自由研究でわかったことは、
(1)クジャクやカモ(翼鏡と呼ばれる部分)の羽の色は見る角度によって色が変わること。
(2)空を飛ぶ鳥の羽は羽枝(羽の軸から生えている細かい毛)同士がしっかりとくっつき、裂かれてもその部分を手でなぞれば元通りにくっつくこと。
(3)(2)に対してエミューのような飛べない鳥の羽は羽枝同士の間がスカスカに空いているということ。

(1)について調べると、
これは構造色というもので、それ自体には色がついていないが、光の波長ほどの微細構造によって光が干渉するため、色づいて見える(身近なでは虹色に見えるCDやシャボン玉)、とのことでした。
(2)については、
羽枝の一本一本にはさらに細かいフック型の毛(小羽枝)が生えていて、小羽枝同士が面ファスナーのように絡まり合ってくっついている、とのことでした。

これまで鳥の羽をじっくり観察したことがありませんでしたが、どの鳥の羽も、形、色合い、模様が様々で美しく、集めた羽を見ているだけでも面白かったです。また、その色、形を生み出している自然の仕組みにも驚きました。

長女の羽集めは今も続いていて、来年はもっとたくさんの羽についてまとめたいと言っています。次はどんな研究になるのか、今から楽しみです。(来年の夏なんてまだまだ先だと思っていますが、きっとそれもあっという間なんでしょうね。)


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上の写真はエミューの羽。
見た目は少し怖そうなエミューですが、こんな綺麗な羽を持っていたことにびっくりしました。エミューの羽のもう一つの特徴は、一つの軸から二本の羽が生えていて一対になっていること。二本がひとつになっていることから、オーストラリアでは「愛情・友情の証」としてお守りにされているそうです。

岩佐 佑希子

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