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2011/11/14弁理士ブログ

御池フェスタ2011

11月6日(日)、京都市の地下街「ゼスト御池」において実施された「おもしろサイエンス教室」に参加してきました。「おもしろサイエンス教室」というのは、京都科学屋台ネットワークという団体が主催する催しで、その名の通り、科学実験や科学工作などの "おもしろ科学" を会場に設置した教室やブースで提供するというものです。日本弁理士会近畿支部は、2年前からおいけフェスタで実施されるこのおもしろサイエンス教室に参加しており、今年で3年目になります。

私たち弁理士の仕事は、ひと言でいうと"発明をした人がその発明について特許を受けるお手伝い"をすることです。このような弁理士の仕事の内容や知的財産について紹介するため、おもしろサイエンス教室では、寸劇を交えた「知財授業」と、体験型の「発明工作授業」を行っています。

さて、皆さんは「発明」や「特許」と聞くと何を連想されるでしょうか。授業に来た子どもたちに尋ねると、大抵の子どもたちが「エジソン」の発明である「蓄音機」や「電球」を口にします。確かに、エジソンの「蓄音機」や「電球」やそれまでの生活をがらっと変えてしまうほどの大発明です。しかし、私たちは、「発明」や「特許」を、「生活の中の不便を解消するためのちょっとした工夫」であると説明しています。発明や特許は私たちの身近なところに転がっている、何かをしていて不便だと思うことがあれば、それを解消するためにどうするかを考えることによって発明が生まれ、それが特許になるのだと。

以前、小学校に知財授業に出かけた際、授業が終わった後で私のところに一人の女の子が「便利な道具を思いついた」とやってきたことがあります。確か、杖と傘を兼用する道具だったと思います。残念ながら、その話はそこで終わってしまいましたが、授業を聞いてすぐに「発明」を思いつく子どもの柔軟な頭に感心したことを覚えています。

市岡 牧子

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